1月13日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日~十二日】サンパウロ州ジャボチカバル市近郊の農村地帯で九日午後六時三十分ごろ、農業労働者を乗せたバスが川に落下し、十一日午後八時までに八人の死亡者が確認されている。十一日には、マラニョン州サンマテウス・ド・マラニョン地方でもマイクロバスの衝突事故が発生し、十六人が死亡している。
サンパウロ州のバス事故の目撃者によると、バスの運転手は事故当時、タクアチンガ市とタクアラル市を結ぶブリガデイロ・ファリア・リーマ自動車道(州道三二六号線)を猛スピードで走行していた。大雨で川の水が溢れた橋の上に差し掛かった時、運転手は無理やり通ろうとしてスリップした。バスはそのまま川に転落し、流された。
消防隊のジャイール・パッカ大佐(五六)は、「女性四人がまだ行方不明であり、捜索を続けている。労働者三十人のうち、十八人は軽傷で済んだのに」と嘆いている。労働者らはマットン地方のオレンジ栽培農場で働いていた。
パッカ大佐によると、川の水位は通常に戻りつつあり、行方不明者の捜索が迅速になるとみられる。
マラニョン州の事故は十一日午後、サンマテウス・ド・マラニョン地方国道一三五号線で発生。トラックとマイクロバスが衝突し、少なくとも十六人が死亡した。フォーリャ紙ではマイクロバスではなく、ワゴン車だったと報道している。死亡者数が増加する可能性があるという。