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働く年金生活者が2割
1月13日(火)
【アゴーラ紙】ブラジル地理統計院(IBGE)が公表した、二〇〇〇年国勢調査により、年金生活者の二二・三%、三百二十二万八千人が仕事を続けていることが判明した。
男女別で見た場合、働く年金生活者は男性が三〇・二%、女性は一四・一%となっている。また、都市は二〇・二%、地方は三一・二%と、地方の方が働き続ける割合が高い。
エコノミストのネーリ氏は、比較的早い年金受給開始年齢、平均寿命の伸長、年金支給額の不足をこの調査結果の理由として挙げている。応用経済研究院(Ipea)のデータによると、バス運賃の無料や列の順番待ちの優先により、オフィスボーイの仕事などで年金生活者の方が若者より有利になるという。