1月15日(木)
サンパウロ市博物館の落成式に展示する資料収集のため、専門家三十人が十一日から十八日まで、活動している。同博物館は九月に展示が始まる。三十人は環境学、建築学、都市学、人類学、社会学、歴史学、医学、音楽などの専門家で成る。全員で延べ八十キロを歩いて調査する。サンパウロ市制四百五十年記念事業の一環として行われる。
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今年から、ブラジル初のウンバンダ神学研究の大学院課程が設けられる。今まではウンバンダ研究は、最終的にキリスト教神学に貢献するものでなければならなかった。教育省はサンパウロ州にあるウンバンダ神学校の開校を昨年十二月に認可した。
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モニカさん(三五、無職)は十二日午前五時三十分ごろ、サンパウロ市北部ペルス区を走るアニャンゲーラ自動車道二六キロの料金所で女の赤ちゃんを産んだ。同高速道路の警備員たちがお産を手伝った。モニカさんはサンパウロ市北部ジャルジン・カナアン区に住み、同日午前三時四十分ごろ陣痛が始まった。隣人が運転する車で夫(三三)とともに最も近い病院に向かったが、病院まで我慢できず、車の中でのお産となった。赤ちゃんは無事に産まれた。名前はまだ決まっていないそう。
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このほどDNA鑑定の結果、南大河州の少年二人の下着、体から採取した精子が殺人の容疑がかけられているアドリアーノ容疑者(二五)の精子と一致した。〇三年七月九日に少年が行方不明になり、一週間後に高速道路わきの茂みで死体となって発見される事件があった。死体には頭を強く殴り、首を絞めた跡があった。被害者は性的暴行を加えられた可能性もある。