1月16日(金)
グアルーリョス空港に拘束されていた米アメリカン航空の男性機長(五二)は十五日夜、帰国の途に就いた。入管で写真撮影の際に機長が『中指』を立てたことに対する反則金三万六千レアルをアメリカン航空が納めたことで連警と合意した。反則金を寄付されたグアルーリョス市のサンヴィセンテ・デ・パウラ老人ホームのお年寄り二十四人は大喜びで、早速パーティーを開いた。記念撮影で、お年寄りたちは『親指』を立てた。
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十四日にパレスチナ自治区ガザ地区で二児の母が自爆テロを実行した。このテロでイスラエル市民一人とイスラエル人兵士三人が死亡した。十五日付アゴーラ紙は『爆弾かあちゃん(マンエ・ボンバ)が国境で四人殺害』の見出しをつけた。人の死をもてあそんでいるようにも取れるこの見出しは、日本人の心情にはなじまない。母親の死の抗議はむしろ痛々しい。
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ガザといえば、リオ市北部にあるレオポウド・ブリョンス街は『ガザ地帯』と呼ばれている。同地帯は麻薬密輸組織によって取り仕切られており、〇三年一月から十一月までに百七十五人が殺害されている。
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十八日、約八十年ぶりにチエテー川でボートレースが開かれる。バンデイラスからカーザ・ヴェルデまで二キロを、四百五十人の競艇選手がオールでこぐ。参加選手は手袋、マスク、メガネの着用と伝染病予防ワクチンの接種が義務づけられている。チエテー川で産湯をつかったというエリーザさん(七九)は、透明だった川の流れを思い出し涙を流していた。