1月20日(火)
日本の民放テレビ、日本テレヴィジョン(NTV)の撮影隊五人が同局のクイズ番組「謎を解け! まさかのミステリー」のため、アマゾン川流域のスポーツを取材している。五日間の撮影期間中、同川の名物、ポロロッカ(大潮時の逆流現象)でのサーフィン風景を撮影した。十八日付、パラー州の地元紙オ・リベラルが報じている。
NTVはブラジルで、クラブ対抗サッカー大会のトヨタ杯の主催者として知られている。「謎を解け!――」は毎週金曜日午後八時から放映される人気番組で、ユーモアあふれる題材をもとにクイズ形式で進行。アマゾン川のポロロッカは来月二十日放送分でクイズの一つとして出題される。
NTVはポロロッカでのサーフィンを紹介するため、架空の物語を作った。結婚式の時間に遅れた新郎がポロロッカをサーフィンで渡り、花嫁と頑固な義父を感動させるもの。撮影には、ブラジルの制作コーディネーター「ナチーヴェ・ブラジル」、日本のビデオ制作会社「マイ・プランニング」、パラー、アマパー、マラニョンの各州のポロロッカ・サーファーが集うブラジル・ポロロッカ・サーフィン協会(ABRASPO)が協力した。
なお、ポロロッカは時速五〇キロ、高さは五メートルに達することもあるらしい。ポロロッカ・サーフィン大会の最高記録は、アジウトン・マリアーノ氏の三四分一〇秒。