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サンパウロ市制450年 終=未来は高齢化進む=生活レベルの改善が急務

1月24日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十二日】未来のサンパウロ市はどんな街?―。サンパウロ州データ分析システム財団(SEADE)はこのほど、サンパウロ市制四百五十周年記念の特別調査を実施し、「二〇二五年のサンパウロ市」を割り出した。
 これによると、同年にはサンパウロ市の人口はほとんど増加せず、新しい学校を建設する必要がなくなる反面、保健サービスに対する市への圧力が増す。高齢者の数がぐんと増え、五十歳以上の人口は現在の倍に達する。その数三百六十八万五千七百十六人。現在の百八十二万六千十七人より一〇一・八%多い。
 SEADEはサンパウロ市やサンパウロ州に対し、今から高齢者サービスを充実させる対策を打ち、未来の状況に対応できるよう準備すべきであるとアドバイスしている。
 現在サンパウロ市の出生率は、女性一人当たり子供が二人である。現在の人口を維持するには、女性一人当たり子供は二・一人でなければならないという。
 「子供が多いと学費もかさむ。それが少子化の原因だ。しかし逆に高齢者が多くなると、保健サービスをこれまで以上に充実させなければならなくなる」と、SEADEのフェリッシア・R・マデイラ氏は言明。「これから先サンパウロで起こることは、未来の都市のドラマと言えるだろう」と、ブラジルの少子高齢化は避けられない道であることを示している。
 高齢者サービスの専門家の需要が高まることは明らかだ。高齢者専門のヘルスセンターの創設、継続して服用する薬剤の無料化、毎日の高齢者ケア、高齢者に適したレジャー施設。そのすべてが今のサンパウロ市にはまだない。
 「このような施設への投資は未来にやるものではなく、今すぐ行われるべき。ブラジルはこれまで、長生きできるよう努力してきた。これからはライフクオリティーの改善を目指す時代である」と、サンパウロ市高齢者保健部のマリーリア・ベルジンス氏は訴えている。

 

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