機内の米人無法者=入国できず送還処分に
1月31日(土)
【アゴーラ紙三十日、フォーリャ・オンライン二十九日】マイアミ発サンパウロ行のTAM航空機内で二十八日、アメリカ人観光客のロナルド・ハリー・ダフィー・ジュニア(三五)が、ブラジル人の赤ちゃんに毛布や水をかけて暴力を振るった容疑でブラジルへの入国を拒否された。
連邦警察によると、酔っていたダフィーが赤ちゃんの鳴き声に苛立ち、自分の毛布を赤ちゃんの上に投げつけたという。
赤ちゃんはそれでも泣き止まず、ダフィーはコップ一杯の水を搭乗員に頼み、赤ちゃんと必死にかばう父親にかけた。
その行為に激怒した両親や乗客たちは、ダフィーをリンチしそうになったという。搭乗員たちが懸命になだめ、乗客たちはなんとか治まった。
TAM機の機長は、大サンパウロ市圏グアルーリョス国際空港に着陸する前に、ダフィーの行為について同空港と連邦警察に連絡していた。同機から降りたダフィーはすぐ、身柄を拘束された。
赤ちゃんの両親が警察に被害届を出さなかったので、逮捕にまで至らなかったものの、その後、ダフィーのビザは取り消しとなり、入国も拒否。強制送還処分となった。
しかし、どの航空会社も、ダフィーがまた暴れてほかの乗客に迷惑がかかるのを恐れ、旅客機に乗せようとしなかった。ブラジル大手のヴァリグ航空も、二十九日午前の同機に乗せようとはしなかった。ダフィーは結局、同日夜まで同空港の搭乗ロビーに待機していた。
とうとうTAM航空が折れ、同日午後十一時三十五分、ダフィーは警官二人に同行されてTAM機で送還された。
ダフィーは以前、アメリカン航空機内でも乗客らに迷惑をかけていた。そのため、同航空から搭乗を拒否され、TAM航空に回されてきた。初め、TAMも「困る」と拒んだが、最終的に搭乗を認めてしまったという。