1月31日(土)
本二面の「金融市場、大きく動揺」の記事で、ニューヨークにいるカルドーゾ前大統領は同日、「自分が大統領だった頃、幾度も金利を下げて欲しいと思ったが、中銀はなかなかうんと言わなかった。中銀が正しかった時もある。でもそうではない時もあった。今のブラジルに対して『金利を少し下げた方が良い』と言いたい」とアドバイス。「でも現在自分はエコノミストでも、中銀職員でも、大統領でもない」と自分の立場を強調した。
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サンパウロ市北部ヴィラ・ギリェルメ区の住民たちは、オスカル・ダ・シウヴァ広場の〃警備員〃だった野良犬の死を嘆いている。野良犬のサロモン(推定年齢七歳)は二十四日夜、凶暴なロットワイラー犬に噛み殺された。「ヤツは必死に逃げた。ロットワイラーの後ろから飼い主も懸命に追いかけた。サロモンはパン屋に入る時に足を滑らせ、噛まれたんだ。みんな『止めて』と悲鳴を上げてたよ」とある住民は話す。三年前、病気で痩せ細ったサロモンが広場に現れた。付近の住民の介護により回復し、皆の人気者になった。サロモン惨殺に憤った住民たちは三十一日、凶暴な犬の飼育に反対するデモ運動をする予定。一方、殺犬犯の飼い主は、「自分の犬が暗殺されるのでは?」と恐れている。
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ブラジル人気女子陸上選手のマウレーン・ヒガ・マッギ(二七)がこのほど、アテネ五輪行きをあきらめ、結婚するという噂が・・・。彼女は昨年、除毛後傷跡に塗った傷薬でドーピング陽性反応が出てしまい、スポーツ裁判にかけられていた。伯裁判では「無罪」、国際裁判でもその見通しが強いが、彼女はもう力尽きたようだ。