2月4日(水)
ダッタフォーリャが昨年、十六歳以上のサンパウロ市民四千五百九人を対象に調査したところによると、犯罪容疑者の供述を取るのに警察が拷問することに賛成した人は二四%だった。うち七%は容疑者全員を拷問、一七%はケースバイケースでと答えた。九七年の調査では二〇%が拷問を認めた。今回の調査で十六から二十五歳の若者に限ると、二九%が拷問に賛成した。
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性転換手術が十一日、サンジョゼ・ド・リオ・プレット市で行われる。手術の費用は同市が受け持つ。地方自治体が実施するものとしてはブラジルで初めてとなる。同市とバーゼ病院が協定し、今年二回の同手術を認めた。第一号は、同市に住んで二年以上になるヴィヴィアンさん(二五)で、男性から女性への手術となる。手術にかかる費用は三千七百五十レアル。心理学者は性同一性障害者の問題は複雑であり、安易に手術すべきではないと警告している。
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サンパウロ市A・E・カルヴァーリョ区が〇二年ごろから、〃ネズミの園〃と化している。夜中に引き出しを開けるとネズミが飛び出す、コンロに火をつけるとネズミが跳びはねて家中を駆け巡りタンスに逃げ込む。雨期に入って、ネズミのふんと尿がバクテリアを繁殖させ伝染病を引き起こす可能性が出てきた。住民は、脊椎動物感染病コントロールセンター(CCZ)は何の対策も取っていないと不満を述べている。
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警察は一月二十九日、二年前に事故で死んだ四歳の女の子の遺体を大サンパウロ市圏フランシスコ・モラート市マギー自動車道わきの茂みから発見した。母親がマンイ・デ・サントに告白したことから、子供の遺体遺棄が発覚した。女の子は二年前に従兄弟の喧嘩に巻き込まれ、階段から落ちて死亡したとされる。