2月6日(金)
軍警二人が三日、十七歳の少年を撲殺した容疑でカンピーナス市の軍警本部によって逮捕された。容疑者らは一日、アルバイトで同市タクアラル区にあるウジーナ・ロイヤル会館の警備をしていた。少年二人がボアッテの塀を乗り越えようとしていたのを見て攻撃した。もう一人の少年(一六)も顔を殴られ、気を失った。
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リオ州カーボ・フリーオ市にある留置場の拘置者が、メロ容疑者(二一、大学生)は留置場の中で警察に殴られていたとリオ人権保護委員会に証言した。警察はさらに、拘置者たちにメロ容疑者の傷は〃自傷行為〃によるものと証言するよう強要したともいう。メロ容疑者は一月二十七日、同留置場からリオ市内の精神病院に移されたあと頭蓋骨骨折で死亡した。同容疑者は車強盗の罪で二十一日逮捕されていた。
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連警と国際刑事警察機構は三日、サンヴィセンテ市でファービオ・フランコ(三八、イタリア人)を逮捕した。フランコはイタリア南部に根を張る麻薬組織『サクラ・コロナ・ウニタ』の幹部の一人。資金洗浄、麻薬密売、売春婦売買、殺人の容疑がかけられている。顔の形成手術をするために十日ほど前にブラジルに来たという。
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凍結されていたセルジオ・ナヤ元下議の資産を第三者に譲渡することを可能にする許可が降りた。同氏が経営する建築会社が建設したリオ市の『パラセ2』ビルが一九九八年二月に倒壊した後、責任を問われて資産処分が禁止されていた。この事故で八人が死亡している。