2月7日(土)
神奈川県在住、ブラジル音楽ヴォーカリストとして活躍している斎藤みゆきさん(四四)が五日、来伯した。八日までブラジリアに滞在、日本大使館や連邦区官僚らを表敬訪問、その後、サルバドールへ移動する予定。
斎藤さんはもともと、ソウル、ジャズ歌手だったが、あるパーティーで目にしたサンバに感動。東京の浅草サンバカーニバルで最多の優勝経験があるチーム「バルバロス」に入団、サンバ歌手としての活動は二十年になるらしい。ほかにも、アシェーバンド「オセアーノ」を率いて各地でショーを展開、ボサノバからMPB(ブラジリアン・ポップ・ミュージック)、オリジナル曲まで幅広く手懸けている。観客は二〇代後半から四〇代の日本人が大半だが、「もっと若い人、ブラジル人のなかで歌いたい」と意気込みも新ただ。
一九九三年、二〇〇二年に続き、今回で三回目のブラジル。目的は、サルバドールに二ヵ月間滞在し、ポルトガル語とアフロダンス、地元の音楽家とのセッションを行なうことだ。「とにかく、アフリカ系の音楽が大好き」という斎藤さんは、「一昨年、六曲入りのミニアルバム『エストラーダ』を出した。今度は音楽をもっと展開して、フルアルバムを出したい」と熱く語った。
斎藤さんの音楽活動情報は、(URL:www5e.biglobe.ne.jp/^clara/)まで。