自動車道の40%が損壊=大雨で穴だらけに=〝応急手当〟に9.5億R$投入
2月10日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】今年初めから降り続く大雨で、ブラジル国内各地、特に北東部、南東部で洪水や土砂崩れなどの大きな被害が出ているが、延べ約三万二千キロに及ぶ自動車道にも無数の大穴が開くなどの影響が出ていたことがこのほど、フォーリャ紙の報道で明らかになった。
大雨で穴だらけになった自動車道のうち、国道が二万キロ、州道が一万二千キロとなっている。しかも政府の情報によると、州道では先週までに、二百四十七基の橋も破壊されている。
自動車道全体の四〇%に影響が出たため、連邦政府は緊急に三億レアルを出す。実際には、自動車道の維持・修復のために使われる予定の交通省今年度予算の三〇%を一度に使うということになる。
政府は入札抜きで修復工事を急ぐと発表し、この工事を〃穴埋め作戦〃と名付けた。工事期間は最高二年間と見込まれており、道路を丁寧に修復するのではなく、ただ車が通れるように〃応急手当〃をするだけだという。しかしながら、次の大雨で、せっかくの大工事が水の泡になる可能性も否定できない。
政府は昨年、延べ三万二千キロの自動車道の修復に約六億五千万レアルを費やした。うち二万キロは、昨年よりも悪化した状態だという。
例年から見て異例の、大雨の年明けを迎えたことを考慮した交通省は、今年六月までに予算総額九億五千八百万レアルを道路工事に回す予定でいる。
本来ならば、予算は年末までに少しずつ使用されなければならない。交通省の決断は別の言葉で表現すれば、大雨のせいで、下半期から国道を修復する予算が完全になくなることを意味する。
さらに、航路や鉄道の管理費、道路幅の拡大工事費なども、すべて穴埋めに使われることになる。