2月12日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】サンパウロ市ではリサイクルが可能なゴミの選別がますます進みつつあるが、十一日で一年を迎える市のゴミ選別プログラム「共同分別収集」への市民の参加はささやかなものにすぎない。
サンパウロ市では一日に約八千七百トンのゴミが発生するが、そのうち、市が一年前に開設した十一カ所のゴミ選別センターの一つに向かうのは六十五トン。同センターは現在の四倍のゴミを選別する能力がある。
ゴミの選別が進まないのは市民への宣伝不足が原因の一つとされる。同プログラムの宣伝は選別実施地域でのパンフレット配布と電話連絡に限られている。
同プログラムの責任者、マーチンス氏は、結果は予想の範囲内のもので、一年前には一日に一トンをリサイクルしていたので、その量を増やすのは時間の問題だと述べた。
〇四年にはゴミ選別センター十四ヵ所の開設が目標となっているが、三カ所で工事が遅れているという。