2月12日(木)
国際市場でトウモロコシが需要に対し一〇%の在庫しかない。ブラジルでは需要以上の収穫が見込まれるが、全港湾は四月から八月まで大豆の積み出しで貸し切り。昨年は千五百万トンの大豆を積み出したが、今年は二千五百万トンの積み出し予定。トウモロコシが高値を呼んでいるが、出荷は不可能とみられている。 ◎
北東伯地方を襲った洪水で、輸出用果樹が水浸しとなり大損害を受けた。大被害を被ったのはサン・フランシスコ川の氾濫でバイア州とペルナンブコ州にまたがるペトロリーナとジュアゼイロ地方。年間一億三千万ドルに上る輸出向けのぶどうとマンゴーは、全滅と見られる。ほかにパッション・フルーツ(マラクジャ)、パパイア、バンジロウ(ゴイアバ)、ココヤシ、タマネギ、トマトなども被害を被った。
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バイオ関連法が下院を通過し、遺伝子組み換え農産物(OGM)栽培の許可権限が問題になっている。農務省はバイオ審議会(CNBS)が最終判断を下すといい、環境省は環境院(IBAMA)だという。もし上院が手直しをするなら、下院へ再度返送される可能性もある。最高裁にでも回されたら、ブラジルのOGM産業は国際的に取り残されることになる。
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メキシコのプエブラで開催されている米州自由貿易圏(FTAA)会議は、次の三点に絞られそうだ。一、焦点の農産物補助金制度は、EUも同調するなら米国も容認するとした。三、知的所有権とダンピング法は世界貿易機関(WTO)で争うとして平行線。三、米国は農産物に対するセーフガード方式を要求し、中米やアンデス諸国とG14連合を組織した。