15人がマンション襲う＝サンパウロ市＝被害総額は17万レアル

2月13日（金）

　【アゴーラ紙十三日】警備会社の職員をかたり、完全武装した十五人の男らが十日夜、サンパウロ市南部ヴィラマリアーナ区の豪華マンションに押し入り、十七万レアル相当の貴金属と現金を奪って逃走した。
　犯人らは午後七時十五分ごろ、警備会社の車に偽装したゴル、サンタナの二台に分乗して同マンションに到着。スーツとネクタイを着用した犯人の一人が警備員に近づいて、警備会社の管理職員だと名乗った。その時、家族の写真を見せて同警備員を脅迫、門を開けさせた。
　十五人はガレージと居室に侵入。管理人、運転手、住民たちを脅して、金品を強奪。その時、住民に付き添っていたボディーガード二人がガレージで犯人らと撃ち合いになり、一人が六発の銃弾を浴び、重傷を負った。
　午後九時、犯人らは乗ってきた車二台とアウディ一台を奪って逃走、車はイビラプエラ公園に二台、カンポベーロ市に一台が乗り捨てられていた。十一日夜の時点で犯人の足取りはつかめていない。