2月13日(金)
三日にサンパウロ市北部サンタナ区で黒人歯科医サンタ・アナさん(二八)が強盗に間違われて軍警二人に射殺された事件で、軍警側は歯科医が抵抗し発砲したので撃ったと報告していた。射撃残渣(ざんさ)検査の結果、歯科医は発砲していないことが証明された。十日、市警、軍警が非公式に発表した。歯科医を撃った軍警の伍長と中尉の二人は、サンタ・アナさんの事件と同ような事件を引き起こし殺人の容疑で取り調べを受けていたにもかかわらず、最近、階級が昇進した。
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モトボーイ(二六)が十日朝、サンパウロ市中央区ブリガデイロ・ルイース・アントーニオ街のエコノミカ銀行の門でパンツ一枚になり警察に逮捕された。モトボーイは支払いのため銀行に入ろうとしたが、金属反応で門が開かなかった。携帯電話、キーホルダーを出しても門は開かず、モトボーイは警察を呼んだ。警察が止めるのも聞かずに服を脱ぎ始め、わいせつ罪と不服従の罪で逮捕された。
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イルアンちゃん(八つ)は台湾から、十二日午後十時半にポルトアレグレ市に到着の予定(十一日付本紙二面)。イルアンちゃんは台湾警察により父方の親せきから奪回され、十日、母方の祖母ローザさん(五一)と国際電話で話した。イルアンちゃんはポルトガル語を話し、母方の家族を忘れていなかった。これからは、大ポルトアレグレ市圏内のカノーアス市で祖母、曾祖母、異父兄弟(一三)と暮らす。
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サンパウロ州水道局(SABESP)は今週中にも、カンタレイラ貯水池から配水される大サンパウロ市圏内に住む住民五百万人を対象に、水を無駄遣いしないようにキャンペーンを張る。特に大量に水を使用する企業五百社に、参加を呼びかける。