2月13日(金)
警察の殺人・人身保護局(DHPP)は、二〇〇一年に日系学生ジョエル・ナオト・トミヤマさん(二一、当時)を殺害したとして指名手配されていた容疑者二人を十一日に逮捕した。十二日付けジアリオ・デ・サンパウロ紙が報じている。
USPの工学部及びPUC医学部の学生、トミヤマさんは、〇一年五月十二日にブタンタン区ヴァウドマール・フェレイラ通リの自家用車のそばで、遺体で見つかった。
DHPPのエキッペI-SUL(マウロ・アルチョフ主任警部)は十一日、この事件で殺人及び窃盗容疑で指名手配されていた二人を逮捕した。一人は売春手配師、アレシャンドレ・ルイス(通称ピメンタ)、サンパウロ市近郊のイタセリカ・ダ・セーラ市で逮捕。もう一人、売春婦タイス・マルチンス・サヴィオーリ・デ・カストロ(通称リリ・カラビーナ)はショピングセンター・ブタンタン近くの勤務先の家で逮捕した。
トミヤマさんは金曜夜に友達とビールを飲んだ後、ブタンタン区の有名な売春街へ行き、リリ容疑者と交渉をもった。彼らの常套手段として交渉料金以上の金銭を恐喝するため、支払い時に彼女の合図でピメンタ容疑者が現われ、財布を巻き上げたうえに、トミヤマさんを殺害し逃亡していた、とみられている。