ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
赤ちゃんの拉致防ぐ=産婦人科病棟の警備強化
2月17日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙】現在、産婦人科病棟から赤ちゃんを連れ去るのは容易ではない。公立、私立病院とも赤ちゃんの拉致の未然防止にますます力を入れてきている。
出入り口での身元確認や廊下、階段、ドア付近に設置された監視カメラに加え、医師、看護士、他の医療スタッフはできる限り赤ちゃんを母親のそばに置くよう努力している。
サンパウロ市南部のインテルラーゴス産科病院では、集中治療が必要な場合を除いて入院期間中、生まれた赤ちゃんは母親の両脚の間に置かれる。この方法は母子への応対をより人間らしくするため、すでに多くの産婦人科病棟で採用されているが、赤ちゃんの安全にも貢献する結果となった。また、母親たちは、たとえ白衣を着ていても、見知らぬ人間には赤ちゃんを渡さないよう看護スタッフから教育を受ける。
私立のサン・ルイース病院やサマリターノ病院は警備員の付き添いなしで赤ちゃんを移動できないよう取り決めている。
産婦人科病棟の安全対策は九〇年代に強化され始めた。七〇年代には赤ちゃんを抱えて病院を出る人間に対してさえ身元確認は行われていなかった。
ブラジルには赤ちゃんの拉致について統計資料はなく、拉致事件はあまり知られていないが、〇二年に十六歳のペドリーニョ君が生後一日目にヴィウーマ・マーチンスに拉致されていたことが判明し、マスコミをにぎわした。