授業料、インフレ超過=サンパウロ市=大学は過去7年で124%
2月21日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十日】サンパウロ市で九七年から〇四年までの七年間に諸学校の授業料の値上げがインフレ率を上回った。生活費が七二・〇五%上昇した一方、各教育機関の授業料は九四・五二%上昇した。
これは労組間社会経済調査・統計所(Dieese)の調査が明らかにしたもの。同調査によると、最も値上げされたのは大学の授業料で(一二四・三二%)、小中学校(九四・〇六%)、高校(九三・八二%)が後に続く。幼稚園の授業料はインフレ率を下回った。
「原則として、教育機関は今年、授業料を値上げする必要はないだろう。過去にインフレ率以上の値上げを行ってきたからだ」と同統計所のポルト物価調査課長は説明する。「良識を超えた値上げ幅だ」。
全国私立大学協会(Anup)のサントス事務局長は、授業料値上げの原因をここ数年間の私立大学の増加によるものと推定する。「私立大学は設備、図書館、研究所に多くの投資を行ってきた。教育省の評価にこたえるため、質の高い教員が採用されたことも授業料値上げにつながった」。
サンパウロ州教育機関組合(Sieeesp)のローレンソ組合長によると、同統計所のデータは組合のそれと一致しないという。「学校間の競争は非常に激しいので、授業料を値上げした学校は生徒を失っている。九六年から〇三年の間に、初等教育機関は一一八%増加したが、生徒数は一七・七%しか増えていない」。
ブラジル消費者保護協会(Idec)の弁護士、ディエゲス氏は、法律的には授業料の値上げはインフレと何ら関係がないという。同氏は法務省経済法務局に提出される学校の経費見積り書を評価すべきで、そうすれば、コストを上回るいかなる値上げも正当化されなくなるとみている。