2月21日(土)
ブラジル大分県人会(酒井精一会長)は十五日(日)、岩手県人会館で定期総会を開催し、永松通一さん(コチア青年)が新会長に選任された。第二次招集の十時に委任状と出席者で総会成立に必要な人数に達したので、矢野敬崇副会長が開会を宣言し、出席者全員が起立して先没者の霊に一分間の黙祷を奉げた。
続いて、三期六年間県人会活動を支え、創立四十五、五十周年という節目の行事を実行してきた酒井会長から、今任期終了とともに同職を退任する意向であることが表明された。
日・ポ語両書記を任命し、二〇〇三年度事業・会計が報告され、監査役の意見書も承認された。〇四年度会費の調整は、二十五レアル(三年間据え置かれた)を三十レアルにすることで了承された。〇四年度事業計画・予算案が提示され、その場で承認された。
〇三年内に喜寿(九人)、米寿(五人)を迎えた県人に、母県から祝い状と記念品が贈られた。
その後、新役員の選出にうつり、定款どおり総会十五日前に提出されていた唯一のシャッパが出席者全員によって承認された。長年第一副会長を務めてきた永松新会長は、「これからの会員相互の親睦に務めていきたい」と就任の抱負を語った。酒井会長は名誉会長に推薦され、新役員全員が紹介されて総会は無事終了した。
新年会にうつる前に、安部順二モジ市長も姿を現し、総会に間に合わなかったことをわびた。一昨年、父泉氏が亡くなり、市長として多忙なこともあり、また最近ニュースになった裁判にも触れ、無罪が確定したことを報告した。安部市長は県人二世で、州議時代から県人会行事にはいつも出席している。
新年会には安部市長、酒井旧会長、永松新会長が乾杯の音頭をとり、出席した百人近くが食事を楽しんだ。