2月24日(火)
【ヴェージャ誌】サンパウロ市には、乳幼児に対して英語、ポルトガル語のバイリンガル教育を行う学校が二十校ある。この数は六年前と比べ二倍に増えている。
「労働市場で英語の必要性がますます高まっている」とサンパウロ・バイリンガル教育機関(Oebi)のコヌミスキ所長は話す。親たちは子どもが小さいうちに外国語と接触することで、習得が容易になり、なまりのない発音が身につくと考える。
そのための投資は高くつく。これらの学校の授業料は週四時間の授業で平均八百レアル。「それだけの価値はあります。子どもは六歳ごろにはペラペラになり、聞き取りも完璧です」と、ある学校の校長は胸を張った。
「自己表現が苦手な子どもには、この教育はマイナスになる」「そんなに急ぐ必要はない。十歳までは、外国語習得能力は十分大きい」。乳幼児へのバイリンガル教育は専門家の間で様々な議論を呼んでいる。