2月26日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】コロンビア空軍(FAC)は二十四日、ブラジル領空から飛来し、コロンビアに不法侵入していた双発機を攻撃、破壊した。
今回の破壊で、ブラジルからの不法侵入機は一週間以内に二機が破壊されたことになる。コロンビア軍は同双発機が飛行許可を受けておらず、登録も違法だったと公式発表した。
公式発表によると、事件現場はアマゾン森林地域とヴァウペス地域の境界に近い、パコア市内にある違法飛行場の滑走路。不法侵入機のパイロットが交信に応じなかったため、空軍機は着陸命令を下した。着陸後も交信は試みられたという。その直後に攻撃が行われた。記者たちに配布されたビデオテープには、空軍機二機が不法侵入機に対して機銃掃射し、同機が火を吹いて爆発した映像が収録されていた。同軍は同機乗務員とのやりとりや積み荷については明らかにしなかった。
昨年十一月にコロンビア当局はパナマ国境から不法侵入し、麻薬密売に利用されていた小型機を破壊している。コロンビア空軍司令官のレスメス将軍は先週、武装勢力や麻薬密売グループ撲滅作戦を強化すると発表していた。
米国は昨年、コロンビア空軍が麻薬密売に使われる航空機を追跡し、強制着陸させることを再び支援するようになった。この作戦は〇一年、ペルー空軍が誤って米国人宣教師が搭乗していた飛行機を攻撃して以来、中断されていた。今回の作戦に米国の支援があったかどうか、コロンビア空軍は発表していない。