2月27日(金)
セアラー州バーロ市で二十一日未明に起きたバス事故について、科学警察は十日以内に調査の詳細を発表する(本紙二十四日付)。ダム湖に転落したバスにはドアが一つしかなく、乗客はドアのある前部にどっと押し寄せたため浸水を速めたようだ。浸水後、車内に残った空気を吸うため、ほかの人の上に乗っかって奪いあったと検視官はみている。死者四十二人のうち、まだ三人の身元が分かっていない。
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リオ市中央区にあるノッサ・セニョーラ・ド・カルモ教会で二十三日未明、ろうそく立て十本が盗まれた。長さは一メートル以上で、うち二本は純銀製で重さ二十キロある。残り八本は木製で金属板で覆われている。帝政時代にブラジルの皇室の結婚式や儀式に使われた。一七六一年、この教会でドン・ペドロ一世の戴冠(たいかん)式が行われた。
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リオ市の軍警十一人が十五日から十六日にかけて、同市中央部「コロアの丘」の貧民街に住む三十一歳の男性を拷問にかけたとして懲戒解雇された(本紙二十四日付)。その後、新たに市警が男性が入院している病院にまできて「コロアの丘を支配している麻薬密売人はだれか」などと尋問したり、写真を撮ったりした。男性は、今度は市警に拷問されるのではと震え上がっている。
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ピカソ回顧展が二十三日から五月二日まで、サンパウロ市イビラプエーラ公園内のOCA展示場で開かれている。初日は高齢者や六歳までの子ども、身体障害者を除く約八千人が入場した。二十七日までは入場無料で、それ以降は十レアル。問い合わせ電話=11・3253・5300。