ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

ジニス元副委員長を起訴へ=捜査書類、連邦裁へ=ビンゴめぐる汚職疑惑=リオ当局、犯罪組織に便宜

2月28日(土 )

  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】連邦警察は二十六日、ジニス元国会対策副委員長のリオ州長官時代における不正行為に関する書類を連邦裁判所へ提出した。同副委員長はシウヴァ・リオ州政府で、ビンゴ二十一店などの管轄局長官を務めていた。報告書では課長や職員を含めた局ぐるみの汚職と背任行為が、多数認められたとしている。ビンゴ店の経営者や従業員の閉業阻止陳情も、展開されている。

 ビンゴ店は、総歳入の七%をサッカー・クラブなどスポーツ振興の基金へ納付することを義務付けられている。大手の二十一ビンゴ店は、数年にわたる滞納にもかかわらず当局が営業許可を更新した。同ビンゴ店は当局を買収して合法化を行い、罰金や営業中止、閉業、介入などの処分を免れていた。
 ジニス氏は二〇〇一年二月から二〇〇二年十二月まで、リオのビンゴ当局で最高責任者の任にあった。PT新政権の誕生に伴い二〇〇三年一月、大統領府の国会対策副委員長へ就任した。リオ当局とビンゴ業者の癒着を調査した連警は、不正行為が同氏の在任時代に集中していたと述べた。
 連警と検察庁は三月二日、ジニス氏の尋問を行い不正資金の流れを追う。リオ当局の課長ら十四人は同氏の長官時代、監督業務を怠り汚職、脱税、公金横領、資金洗浄、密輸に関与していたと連警はみている。
 検察庁は、同氏が黙秘権を行使するものと予想している。同氏は検察への協力を表明したが、応じるのは連邦裁判所での質疑応答だけとみられる。同氏の立場と賭博マフィア、犯罪の巣と見られる二十一ビンゴ店をかばうため、ほとんど証言しないと予測される。
 ジニス氏は国対副委員長時代、二〇〇四年度予算案の可決を左右する実力者として重責にあった。ジルセウ官房長官の右腕として、その辣腕を誰もが認めた。政府首脳会議にも再々出席し、同氏の確信に満ちた発言は政府首脳を説得するのに十分であった。
 政府の重要案件が、同氏の「鶴の一声」で決定することも、しばしばあった。議会では野党との交渉で大統領特使のような発言をし、一騎当千の活躍をしていた。特に恫喝を必要とする交渉の場では、PTにとってなくてはならない存在であった。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button