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映画の年齢制限 司法省が設定=性と暴力の度合い基準に

2月28日(土 )

  映画やドラマ、演劇、ビデオゲームなどに年齢制限を付けるのは誰? ブラジルでは、ブラジリアの司法省で働く特別な公務員三人が年齢制限を規制している。三人は首都のタンクレード・ネーヴェス講堂で映画などを見て、互いに話し合いながら年齢制限を決める、日本の映倫的な存在である。
 年齢制限担当者はエジソン・ジュニオル氏、エヴェルトン・ヌーネス氏、リリアン・ロモン氏の三人。例えば映画の場合、封切りされる約二週間前に三人が鑑賞し、年齢制限を決める。
 映画会社などの要求と三人の観点が合致しないこともある。年齢制限を十二歳以下にして欲しいと訴える会社の映画を十六歳以下に制限すると、会社側が訴訟を起こすこともある。
 年齢制限の対象となる内容は、性行為や暴力行為である。それが過激なほど年齢制限も上がっていく。制限を決定するに当たり、倫理観が重視されると三人は説明している。
 ここで、性に関するシーンが出てくる映画やドラマに対する年齢制限規制を紹介する。
 六度▼例えば、夫婦が部屋のドアを閉じるシーンなど、性の表現は非常に軽い。映画での制限対象者は十二歳以下、テレビでは午後八時以降に放映する。
 五度▼性行為はなく、エロティックな雰囲気を醸す程度。映画では十四歳以下、テレビ放映は午後九時以降。
 四度▼ヌードが出てくる。映画では十六歳以下、テレビ放映は午後十時以降。
 三度▼性行為が出てくるが、ポルノ映画のようなものではない。映画では十八歳以下、テレビ放映は午後十一時以降。
 二度▼明白に性行為が表現される。映画とビデオともに十八歳以下は制限対象となる。テレビ放映は午前零時から同五時までの間のみ。
 一度▼二度よりも強烈な性行為のシーンが現れる。映画とビデオともに十八歳以下。テレビ放映は午前零時から同五時までの間のみ。
 次に、暴力シーンが出る映画やドラマに対する年齢制限規制を掲載する。
 軽度の暴力、四度▼銃撃戦やけんかのシーンが出る。死人は出ない。映画では十二歳以下、テレビでは午後八時以降に放映する。
 三度▼死者が出るが、負傷した部分を詳しく見せない。戦争のシーンなども入る。映画では十四歳以下、テレビ放映は午後九時以降。
 重度の暴力、二度▼暴力シーンが多ければ多いほど、〃残酷〃と評価される。映画では十六歳以下、テレビ放映は午後十時以降。
 超重度の暴力、一度▼人々にショックを与える残酷な暴力シーンを含むもの。映画は十八歳以下、テレビ放映は午後十一時以降。
 (エポカ誌〇三年十二月一日)

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