ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
檻で注射器を発見=動物変死事件に新たな展開
3月 4日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】サンパウロ動物園の動物変死事件で二日、ハリネズミの檻から針付きの注射器が発見され、動物が事故で毒死したのではなく、故意に毒殺された可能性がさらに強くなった。
警察側は、注射器が毒の注入に使われたかどうかを検査している。
一月二十四日から二月二十八日までに毒死した動物は六十一匹。絶滅危機に瀕しているミコ=レオン=ドウラードも四匹死亡している。これまでの検査で、殺鼠剤など複数の毒を混ぜた猛毒であることが確認されている。
この事件は同動物園のパウロ・ブレッサン理事長兼園長の再任手続きの最中に始まり、警察は動物園の運営妨害を目的とした事件とみて捜査している。
二〇〇一年、私営施設の「シンバ・サファリ」が閉園し、サンパウロ動物園側に経営権が渡された。後に「ズー・サファリ」として開園するが、当時、動物園とサファリ公園を合体させる大規模なテーマパークを造る計画があった。
計画の提案者はマルコス・アルバイチマン氏。当時のサンパウロ州スポーツ・観光局長官である。同氏は、遊園地「プレイセンター」の経営者のマルセーロ・グチグラス氏を動物園の理事長に任命したが、理事会に拒否され、グチグラス氏はわずか一カ月間で失脚していた。