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連警、ジニス氏を告発=ビンゴ業者の脱税を幇助

3月 5日(金)

  【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ジニス前国会対策副委員長は二日、二回の査問会に応じるため、ほぼ二十日ぶりに連邦警察に姿を現した。
 三時間に及んだ尋問の後、ジニス氏は〇一年から〇二年にかけてリオ州ビンゴ管轄局長だった時にビンゴ業者の脱税を幇助した背任行為で告発された。
 同氏は黙秘を通し、法廷の場だけで証言するためか、連警の尋問には一切答えなかった。しかし、尋問後、報道陣に対し「今は真相解明を望んでいる。裁判所と今後進展する捜査を信頼している」と手短にコメントした。
 今回の査問会で連警は、同氏がビンゴ業者に選挙資金と賄賂を要求した場面を撮影したビデオテープの内容が同業者の証言で裏付けられたため、業務上背任と選挙法違反で同氏を告発できたが、同氏がすべてを告白することを待ちつつ、当面は告発を見送る考えだ。
 連警にいた二日、同氏は連邦総合弁護局(AGU)から、十二日に大統領府調査委員会での証言を求められた召喚状を受け取った。三日にはジルセウ官房長官の元秘書が連邦検察庁で証言を行う予定。