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バングー刑務所 副所長を射殺=管理職の犠牲者4人目

3月 6日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】バングー1刑務所のワグネル・V・ロッシャ副所長が四日、サンジョアン・デ・メリチ市で射殺された。これで刑務所管理職の犠牲者は、二〇〇〇年九月から四人目。
 同氏は一月にも、ドゥットラ街道で襲われた。特別保護を当局へ要請したが、受理されなかった。同氏は事件当日の朝八時、刑務所への通勤途中同市アラルアマ区を自家用車で走行していた。路上で突然、乗用車とバイクに挟まれた。
 バイクに乗っていた賊が発砲、背部と左腕に命中した。一人で運転していたので、防御も攻撃もできなかった。通りかかりのパトカーに救助され、ドゥッケ・デ・カシアス病院に収容されたが間もなく死亡した。
 同氏はバングー刑務所からの転勤願いを提出して、休暇を取っていた。転勤辞令を受け取るための休暇明けで、出勤初日であった。所長は生命の危険を理由とする転勤願いではなかったので、ストレス解消のために休暇を許可したという。