『21グラム』=誰もがいつか失う〝命の重さ〟
3月 6日(土)
命が消えるそのときに、人は21グラムだけ軽くなるという。五セント白銅貨五枚やチョコレート・バー、ハチドリくらいの重さに相当する。心の重さから逃げた男。愛の重さを失った女。罪の重さを背負う男。一つの心臓をめぐり交錯する、絶望の果ての希望。『21グラム』は希望と人間愛、また、悲しみから回復し、生き続ける人々を描いた物語である。
[あらすじ]一人は、数学者のポール・リヴァー(ショーン・ペン)。病に冒されている彼は心臓移植の順番を待っている。
二人目は、郊外に暮らす主婦のクリスティナ・ペック(ナオミ・ワッツ)。向こう見ずだった頃もあったが、今は良き妻であり、二人の女児の大好きな母親である。
三人目は、前科者のジャック・ジョーダン(ベニチオ・デル・トロ)。下層階級の彼は妻のマリアンヌ(メリッサ・レオ)と共に二人の子どもたちを養っていこうと奮闘中。彼はまた、キリスト教への信仰心を強めている。
ポール、クリスティナ、ジャックの三人の人生を引き合わせるのは、悲劇的な事故。そのお陰で、ポールは自らの死と向き合い、クリスティナは自らの現在とおそらく将来に折り合いをつけるために行動を起こし、ジャックはその信仰心が試されることになる…。
ポルトガル語名 ヴィンテ・イ・ウン・グラーマス(21 Gramas)▼製作 二〇〇三年、アメリカ▼監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ▼出演 ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツ、ほか▼年齢制限 十六歳▼公開日 一月九日から上映中▼サンパウロ市の映画館 インターナショナル・グアルーリョス9、マーケット・プレース・シネマルク1、メトロ・サンタ・クルス4、ヴィラ=ローボス2。