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コラム オーリャ!

 「もう会議ではポルトガル語が多くなったから、理事を辞めたい」。救済会役員の一人が先の理事会後、そう、もらしていたのを聞いた。
 同会が経営する憩の園の入所者はほとんどが一世。だから、日本語でコミュニケーションがとれる人材は貴重だと、留任を説得されたよう。
 創立して六十年あまり。幹部役員は一世から二世へ移る過渡期にある。今年は役員選挙。左近寿一会長が続投、会の精神をきっちりと伝えていく見込み。
 園内に資料室を設置、写真などを展示して歴史を残すという構想がある。空間的な問題でまだ、実現していない。
 救済会は憩の園に屋外講堂を建設するため、整地に着手した。隣接地に地域福祉センターも開設、その上で資料室もつくる。移民百周年までには、一連の事業を完成させたいと、張り切っている。       (古)

04/03/06