3月10日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】セアラー州フォルタレーザ市は七日、同市を襲った集中豪雨で四人が溺死、六万人が家屋の床上浸水で避難した。
八日は降雨が止んだが、市街は水浸しのまま。多くの市民が市警の助けで、公共施設へ避難した。降雨が満潮と合致したため、水はけに時間がかかった。
市と国道を結ぶ幹線道路も水浸しとなりフォルタレーザ市は七日、陸の孤島となった。犠牲者の一人は、六歳の子供で排水口へ吸い込まれたもの。遺体は八日、発見された。
パラー州マラバ市も七日、集中豪雨に見回れ、二万七千人が避難した。トカンチンス川は、普段より十四メートルも水位が上昇した。
セルジッペ州は一週間、水不足に悩まされた後の集中豪雨で十五都市が水浸しとなった。マット・グロッソ州は、豪雨による国道の決壊が相次いだ。