3月13日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】ルーラ大統領は十一日、社会経済開発審議会のメンバーである企業家や組合幹部たちの前で演説し、現行の経済政策を強く擁護した。しかし、聴衆の態度は冷めたものだった。
経済成長の名の下にここ数週間実施されてきた諸政策を「抗生物質」に例えつつ、ルーラ大統領は経済政策について自らの立場を明らかにした。以下はルーラ大統領の演説の主要部分。
▼成長=「今年に経済は必ず成長する。我々が望むほどには成長しないかもしれないが、来年または再来年に飛躍的に成長できるような持続的成長は実現可能だろう」。
▼プラン=「半日や半時間で成功し、後に誰かがつけを払わなければならない『パロッシプラン』や『ルーラプラン』、あるいはその他すべてのプランを我々が練り上げているとみるのは正しくない。つけを払うのは国民だ。支出に追いつかないと政府は増税するからだ」。
▼金利=「政府やブラジルの問題の元凶が金利にあるかどうかの議論には加わらない。中銀総裁は昨日も金利が高いと認めた。おかしいことにそれは本当に高い。だが、実質金利の観点からみると、過去十年間で金利は最も低い」。
▼インフレ=「過去を振り返ると、我々が年率五・五%のインフレ目標を達成する可能性が最も高いと言える。我々はインフレ抑制を望む。なぜならそれは低賃金で働く労働者に損害を与えないと保証するもとになるからだ」。