3月13日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十二日】サンタカタリーナ州二百九十三郡のうち内陸部の六十九郡が十一日、干ばつによる非常事態宣言を発令した。五十六都市では、市民への給水に支障を来している。
州は突貫で、掘り抜き井戸を掘削して応急措置に臨んでいる。市民には、節水キャンペーンを始めた。同州水道局は、十六郡で隔日断水を実施している。
さらに深刻なのは農村地域で、フェイジョンは六〇%が全滅。農産物の被害は全体で三千五百万レアルとみられる。水不足による牧牛の死亡が、目立っている。非常事態宣言を行った郡は掘り抜き井戸用器具を提供し、連邦令指示の入札抜きで工事を急がせている。
測候所の観測では、同地域に乾燥した冷たい空気が上空に定着したためという。エル・ニーニョの影響ではないようだ。南大河州の内陸部百十六郡にも、干ばつが及んで被害を出した。