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25%が母子家庭=一家を支える女性たち

3月16日(火)

 【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙】夫と別れ、あるいは捨てられた後にも、くじけずに一家の大黒柱として家族を支える女性がいる。
 サンパウロ市在住のリッタ・C・マッゾさん(四九)は十三年前に浮気した夫を捨ててから、一人で二人の子どもを育ててきた。「一人じゃ無理だと思った。さらに悪いことに、失業していたから」とリッタさんは当時を振り返る。「誰も私のガッツを信じなかった。どんなアルバイトでもした。コッシーニャを売り、交差点でパンフレットを配ったわ」。大学で貿易を学んだ娘のタイースさん(二三)と大学入試を控える息子のラファエルさん(二一)がリッタさんの誇りだ。なぜ再婚しなかったか聞くとこう答えた。「もっとややこしくなるし、私の生活を干渉されたくないと思った。女は一人でいることを恐れないと思う」。
 「夫と別れた後に最も苦労したのは、父親の愛情を与えることだった」と語るのは十二年間三人の子どもを育ててきた女優のシサ・ギマランエスさん。「いくら望んでも、父親の代わりにはなれなかった。子どもたちがさびしがっていたこともわかっていたし、気が狂いそうになった。でもなんとか生き延びてきた」と笑う。「男は独立した女といっしょにやっていくのをちょっと恐れるところがある。それがすてきだと考える男もいるけど、まだ少数派ね。それは肌で感じるわ」。
 ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した最新の報告書によると、女性が一家の長を務める家族は四千五百万世帯で、全家族の二四・九%にあたる。この数は九〇年代に三七・七%増加したという。

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