3月16日(火)
【既報関連】ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)が二十六日に予定している総会で、県連史上初めての会長選挙が実施される見込みが強まった。再選を目指す中沢会長を中心とするシャッパに対抗するのが、吉加江ネルソン副会長を次期会長にと推すシャッパ。締め切りとなる十六日に出される予定のシャッパには吉加江会長以下、大西博巳広島会長、林アンドレー愛知会長らの名が連なる。中沢会長の県連運営に不満を抱く林アンドレー会長が、二月の代表者会議で「中沢会長に対抗するシャッパを出す」と宣言した通り、中沢会長と吉加江副会長の一騎打ちの展開を要してきた。
二期目を目指す中沢会長は、現職の吉加江副会長と西徹副会長らを除く現執行部が中心の顔ぶれとなる見込み。
前代未聞の選挙戦突入のきっかけは、中沢会長が本紙記者の取材に対して発言した「吉加江副会長は執行部の仕事から外している」との言葉だった。
一月の代表者会議で、発言の真偽を追及する林会長に、中沢会長は全面否定。二月の代表者会議では「あなたは前会長に嘘を付いた。こんな人物を会長にはしておけない」と「中沢降ろし」を明言した。
吉加江副会長を会長に推すシャッパには、林副会長大西会長、清藤イナ副会長(青森)、鈴木静馬副会長(静岡)、加藤ケイジ副会長(鳥取)ら五人の副会長が決まっているが、残る二つの副会長は書記の候補者と調整中だという。
シャッパは十六日午後六時に締め切られる。