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東西南北

3月17日(水)

  十二日午後十時半ごろ、グアルジャー市第十九ふ頭近くで漁船が座礁し、三人が死亡、二人が行方不明になった。乗員十六人のうち十一人は助かった。死亡した三人の遺体は浸水した船室中で発見された。海底の砂山に乗り上げて転覆したものと港湾局ではみている。
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 四つ子を妊娠していたマルシアさん(二八、行商人)が十二日、バイア州サルバドール市セッテ・デ・アブリル区で義兄(二五)に射殺された。義兄の弟が昨年十二月に同せいしていた女性を殺しており、告発されたことに対する報復とみて警察は捜査している。マルシアさんは公衆電話をかけているところを、二発撃たれた。
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 サンパウロ動物園は十六日、開園四十六周年を迎えた。一月二十四日以来、六十二匹の動物が毒死している中で記念のイベントを実施することに批判の声もある。同動物園に勤務する生物学者のファッチマさんは、子どもたちの夢を壊さないためにも、動物のためにも実施すべきと主張している。今月いっぱい劇場、玩具会社、サンパウロ大学などが子ども向けのショーを用意している。
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 サンパウロ動物園の動物毒殺が話題となっている中で、大サンパウロ市圏内でイヌ、ネコの毒死が急増している。ブラジル動物愛護協会によれば、二〇〇三年の月平均毒死数は二十五匹。今年に入って四十八匹に急増した。三月は十一日までに八十匹が毒死している。同協会では、ゾウやサルを殺しても罪に問われないのだから、イヌやネコなら問題ないと安易に考えるからではないかと説明している。