ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

3月19日(金)


  ジルセウ官房長官が十六日、ブラジリアで五十八歳の誕生日を迎えた。元側近のジニース氏疑惑の発覚で意気消沈していると演説。「この三十二日間は、わが人生で最悪」と率直に告白した。
     ◎
 サンパウロ市中央部ベラ・ヴィスタ区ブリガデイロ・ルイース・アントニオ通りにある「お城」が二万五千レアルで貸し出されている。一九〇七年から一一年にかけて、四百年続いた家の精神病学者が建てた。老朽化が激しく壁などが崩れ始めていたところを、二百万レアルで修復した。サンパウロ州歴史・文化・考古学・工芸遺産・観光保護審議会(CONDEPHAAT)が文化遺産として登録、サンパウロ市が認可している。
     ◎
 FBI(米国連邦捜査局)と米国連邦警察がブラジル警察の許可のもと十五日、リオ市西部バーラ・ダ・チジュッカ区にあるシェル石油米国人重役スタイリー氏の住宅を家宅捜査した。同氏と妻のミッシェルさんは昨年十一月、撲殺されたが犯人の手がかりはつかめていない。FBIは同十二月からリオ警察の捜査に協力している。
     ◎
 サンパウロ動物園の動物がさらに五匹、毒死した。ヒトコブラクダ、アリクイ、リスザルが各一匹、ゴールデンライオンタマリンが二匹。これで同園で毒死した動物の数は六十七匹となる。二月二十二日から二十九日までに死んだ動物の内蔵を調べた結果、毒はフルオロアセト酸ナトリウムであることが判明した。