3月23日(火)
サッカーサンパウロ州選手権の準々決勝が二十、二十一の両日、各地で行われ、優勝候補筆頭のサンパウロがサンカエターノに破れる波乱があった。また、今季の台風の目となっているパウリスタはポンチ・プレッタを下し四強入りを果たした。
予選A組を無敗で勝ち上がったサンパウロは、本拠地モルンビー競技場でサンカエターノと対戦。二点を奪われたサンパウロは、選手二人が退場処分となったこともあり、見せ場を作れず完敗した。
もう一つの優勝候補サントスも、ウニオン・バルバレンセの堅い守りに苦しみながらもDFレオが決勝点を奪い、勝利した。
今季注目を集めるパウリスタは、一九九二、九三年にサンパウロが世界制覇を達成した正GKのゼッチが監督として牽引。有名選手はいないものの、まとまったチーム戦術が注目されている。パウリスタはポンチ・プレッタを四対三で下し、堂々の四強入り。
また、パウメイラスは得点王争いで単独トップに立つヴァグネルの得点などでポルトゲーザ・サンチスタに逆転勝ち。サンパウロ市から唯一四強に残った。
準決勝はサントス対サンカエターノ、パウメイラス対パウリスタ。二十八日、四月四日にホームアンドアウエーで行われる。