3月23日(火)
ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)の代表者会議が十九日夕、パカエンブー区の鹿児島県人会で行われた。二十六日に予定される定期総会での役員改選について、選挙管理委員会(羽田宗義委員長)らが選挙方法などを説明した。
今月十六日の締め切りまでに提出されたのは、再選を目指す中沢会長のシャッパのみだったが、シャッパに二世がほとんどいなかったことなどから、選挙管理委員会は総会当日に○×式による信任投票を行うことを記者会見で明らかにしていた。
この日の代表者会議では、田畑稔副会長から当日の進行について説明があった。二十六日の総会会場は石川県人会館で第一次招集が午後三時三十分、第二次招集が午後四時となる。
事業報告や収支決算の報告、新年度の予算が承認されたあと、新会長ら役員選挙となる。
羽田委員長は「選管内で話し合った結果、もしシャッパが承認されなければ、各会長の直接投票で役員を選んでいただく」と会長らに告げた。
投票資格は各会長か、会長からの委任状を持つ代理人、さらに五人の県連顧問となる。
冒頭、○×式で中沢会長を中心とするシャッパの信任投票が行われ、過半数の信任を得れば、シャッパが認められる。
また、信任を得られない場合は、全会長名と各県人会名を記したリストを配布し、そこから十人の会長名を記入して投票。投票された数が多い会長から順に、会長、副会長などと十四人の役員を選出する。
こうした選挙管理委員会の結論に対し、竹下康義副会長は「ある弁護士の見解では、シャッパが一つの場合、一票でも賛成票があれば承認されるらしい」などと反論。信任投票を求めた選挙管理委員会に疑問を投げ掛けた。
網野弥太郎委員は「我々は一月の代表者会議で、中沢会長から任命され、皆さんから承認された組織。もっと他にいい方法があれば応じるが……」と応じ、あくまでも選挙管理委員会で話し合った方法で、総会当日に挑む意志を強調した。