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ソリーゾ市=大豆で成長=労働者の平均月収2000レアル=MT州

3月25日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】マット・グロッソ州ソリーゾ市は、クイアバ市から北へ四百六十キロメートル地点にある大豆黄金郷だ。市の経済成長率は一三%の活況。
 大豆の植え付け面積は五十九万ヘクタール、大豆生産者は千六百人。一郡当たりの植え付け面積は、世界最高。ヘクタール当たりの生産は、平均で五十五俵。今年の価格は、一俵当たり三十五レアル。
農場で働く労働者の平均収入は、寝食つきで月給が五百レアル。さらにボーナスが、大豆五百俵(約一万八千レアル)。合計すると年間二万四千レアル。月収にすると、二千レアル。平均給与がよいので、失職後が心配されている。
 同地域で就労する労働者五万五千人の八〇%は、南部出身者。同郷の先輩や身内の誘いで、土地肥沃のうえ地価は廉価と聞いてやって来た人たちだ。
 農産物取引は、同市では年商の六〇%を占める。不動産売買が、レアル通貨ではなく大豆何俵で仕切られる。実際の支払いに大豆を用いるわけではないが、大豆が評価対象になる。レストランでは、大豆で作ったチーズでピッツアを焼く。
 ショッピング・センター第一号が六月、開店する。六十五テナントが出店する。小さな町だが農村労働者は経済的に豊かだから、よい売上が期待されている。