3月25日(木)
ブラジル銀行社会技術財団は、さきごろ全国から教育、電力、健康、水、環境保全などにかかわる新規および改善プロジェクトを公募、その結果を発表した。アリエラ・C・カワカミ(川上)さんの井戸水水質改善の技術開発も受賞した。今回の応募は六百三十四件にのぼり、上位三十三件が入賞、うち最終五件が入選となった。
カワカミさんは、クリチーバ都市圏ピラクアラ郡保健局の上下水道衛生監視指導員。アンドラーデ大学講師で四月からUFPR(パラナ大学)の博士課程にすすむ。受賞にあたり「日ごろの行動が実って、こんなうれしいことはありません。今後も水質改善に尽力したい」と喜びを語っている。
カワカミさんによれば、水質検査に際しては、はUFPRの獣医科、栄養科学生の協力が欠かせない。開発した方法によれば、水質管理は簡単、費用も格安、ピラクアラでは地区家庭の検査を無料で実施しているという。