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夏冬五輪に出場=ブラジル人選手では初

3月27日(土)

  夏期と冬期の両期のオリンピックに出場するブラジル選手が現れた。過去八十年間のオリンピックでブラジル選手が両期をこなすのは初めて。
 この選手はサンパウロ州出身のマテウス・ファッショ・イノセンシオ(二二)。二〇〇二年のソルトレークシティ(米)冬期オリンピックで、ボブスレー四人乗りのブラジル代表選手として出場した。今年八月のアテネ夏期オリンピックでは、百十メートル走に参加する予定。
 「まさか雪を間近に見るとは夢にも思わなかった」とイノセンシオは語る。スポーツ選手になる前は、サンパウロ州パトロシーニオ・パウリスタ市のコーヒー農場で働いていた。ソルトレークでのボブスレー競技の結果、ブラジルは三十三チーム中二十七位だった。
 陸上では、イノセンシオは現在、世界ランキング二十一位を占めている。二〇〇六年にはイタリアの冬期オリンピックに出場するという。  (ヴェージャ誌)