3月30日(火)
【ヴェージャ誌】ユネスコ(国連文化・科学・教育機関)のブラジル事務所で新たに設けられたIDJ(若者開発指数)はブラジルのどこで若者たちがより良い生活を送っているかを明らかにした。
IDJはIDH(人間開発指数)を基に教育、保健、所得など七つの分野を指数化したもので、十五歳から二十四歳の若者を対象としている。
IDJが最も高い州はサンタ・カタリーナ州で、連邦直轄区、リオ・グランデ・ド・スル州、サンパウロ州、パラナ州が後に続く。最も低い州はアラゴアス州で、ペルナンブッコ州、アクレ州が下位を占めた。
IDJは基本的にIDHに比例するが、若者の殺される率がIDHとの差を生み出している。リオ州はIDHが全国五位だが、若者の死者数のうち殺人が五三%を占めるため、IDJは八位に下がった。過去二十年間に殺人率は若者を除き安定しているが、若者のそれは二倍に上昇したという。