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草の根資金=グアルーリョスで実を結ぶ

3月30日(火)

 日本政府の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」によって改修・建設された建物の引渡式が二十七日午前、サンパウロ州グアルーリョス市のアラン・カルデッキ―アリス・ペレイラ協会(IAKAP)であった。
 IAKAPは非営利団体で付近の住民を対象に無料で教育、職業訓練、医療などを支援。今年から美術・保健教育を開始し既存の建物を改修する必要に迫られていた。
 一方、施設内では貧困住民を対象とする無料診療所も運営しているが、新たに付近の住民四千人を対象に医療支援を充実させるためのチーム活動拠点も合わせて建設された。
 日本政府はサンパウロ総領事館(石田仁宏総領事)を通じて、教室の改修費用、医療チーム活動拠点の建設費用として、二十三万二千二百四十七レアルを贈与していた。