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連邦カイシャ・エコノミカ=総裁ら4人起訴=宝くじ販売で不正に契約
3月31日(水 )
【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】連邦検察庁は二十九日、マトーゾ連邦カイシャ・エコノミカ(CEF)総裁、ブレッタス副総裁と二人の理事を背任行為、贈収賄の罪で起訴した。
四人は連邦カイシャと米国企業のGtech社とのロッテリーア(宝くじ販売店)運営をめぐる契約更新の際に不正を働いた罪を問われている。また、ロッシャ・Gtech前社長、ロヴァイ・同社マーケティング部長、ジニス前国会対策副委員長、コンサルタントのブラッティ氏、ビンゴ店経営者のラーモス、カショエイラ両氏も今回同罪で起訴された。
起訴状によると、〇三年四月に更新された契約は、契約期間二十五カ月と一五%の割引を取り決めており、この内容は連邦カイシャが当時まで進めてきた契約内容とは全く異なる。連邦カイシャはGtech社に依存した関係を断ち切る意向だったが、同社は別の会社と契約を結ぶための入札を連邦カイシャが進めるのを阻止しようとしていた。
検察庁は四千万レアルに及ぶ割引を「不要なもの」とみなし、連邦カイシャとGtech社の契約交渉は、ジニス前委員長がカショエイラ氏と交渉に関与した〇二年十一月にその基調が変わったと強調している。
今回の起訴により、契約更新に関する説明に納得が得られない場合、政府は連邦カイシャの役員を更迭する意向を固めるとみられている。