コラム　オーリャ！

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　百周年記念事業案に巨大ビル案はいくつもあるが、中身は似たりよったり…。日本政府機関や日系団体などをハイテク・ビルに集中させて、プラスアルファの味付けをすれば「百周年案一丁上がり！」。
　どの構想にも理念が薄いように感じるのは気のせいか。政府機関や日系団体を集めて何をしたいのか、日系社会はそれによってどう活性化するのか、という理想と将来設計に欠ける。その構想により、今後の日系社会が大きく方向付けられる、そんな構想であってほしい。今ある巨大ビル構想には、記念事業というより〃投資事業〃の匂いが漂う。
　祭典協会の決め方では、最初から巨大ビル案をメイン事業に考えているが、本当にそれが必要なのか？　日系社会はビルの中にあるのでなく、人間関係の中にこそある。次の臨時総会では、今後百年間の未来が問われている―。　　（深）

04/03/31