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日伯外相会談=教育問題など論議=ブラジル外相、さらに改善を期待

4月1日(木)

 【既報関連】三月二十四日から同二十六日まで訪日していたセルソ・アモリンブラジル外務大臣は同二十五日、日本の川口順子外務大臣との会談で、在日ブラジル人問題についてふれ、ブラジル教育省認可のブラジル人学校生徒が日本の大学に進学できるよう認めた日本の当局の対応を評価した。
 同三十一日、サンパウロ総領事館が会談内容を発表し明らかになった。それによると、アモリン外相は一方、ブラジル人子弟が日本の公立学校に就学するにあたっての便宜▽ブラジル人学校の各種学校としての認可▽日本語、および日本文化担当教師のブラジル人学校への派遣▽ブラジル人教師向け査証の付与簡素化――など関して今後の改善に期待を表明した。
 また、川口外相が二〇〇八年の日本人ブラジル移住百周年に言及したことを受け、アモリン外相は両国の継続的な人的・知的交流の強化が重要であると述べ、百周年の重要性を強調。記念事業が成功するようブラジル政府として協力する意向を明かした。
 アモリン外相は滞在中、小泉純一郎総理を表敬訪問しルーラブラジル大統領の親書を手交。小泉総理のブラジル訪問を招請したほか、川村健夫文部科学大臣・日伯友好議員連盟事務局長、緒方貞子国際協力機構理事長、篠沢恭介国際協力銀行総裁と会談した。