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バストス法相=「副検事総長密談は陰謀」=政権打倒の意図は明らか

4月2日(金)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙一日】バストス法務相は三十一日、サントーロ副検事総長と賭博業者カショエイラ氏との密談は「陰謀」であると発表した。
 TVグローボのニュース番組「ジョルナル・ナシオナル」は三十日、ジニス氏が〇二年にカショエイラ氏に賄賂を求めた会話を録音したテープを渡すよう、ジニス事件発覚後、同副検事総長がカショエイラ氏に説得を試みた会話を放送した。
 「事実、テープの内容が一連の陰謀を明示している。何のために? ジニス事件を捜査するためか? ちがう。深夜に行われた密談はジルセウ官房長官の失脚とルーラ政権打倒を図ったものであるのは明らかだ」と同相は断言した。
 「私と話した時、大統領はテープの内容に対し憤りを示した。私も同じだ」と同相は述べた。
 同相は副検事総長の行為は「違法とみなせる」と発言。「録音された会話内容はすべて違法とみなせる。副検事総長は担当検事でもないのに深夜に密談を持ち、『私は政権打倒、ジルセウ長官失脚を図っている』と脅した。そこには陰謀の意図が明らかにある」。
 同相はフォンテレス検事総長と電話で話し、副検事総長の行為を調査するよう、連邦検事監察局に依頼したことを記者会見で認めた。