4月2日(金)
停電で意気消沈?――。二〇〇六年W杯ドイツ大会の予選五節でブラジル代表は三月三十一日、パラグアイのアスンシオンで同国代表と対戦した。両チームともに見せ場を作れず、〇対〇のスコアレスドローに終わった。五節を終了し、ブラジルはアルゼンチン、パラグアイに次ぐ三位。
所属する欧州リーグで大活躍するロナウド、ロナウジーニョ・ガウショ、カカーの三人が予選では初めて共に先発するだけに、攻撃的サッカーが期待されたこの日のセレソン。試合開始早々に約三十分の停電で、試合が中断しリズムが狂ったわけではないだろうが、終始見せ場を作れずじまい。時折、ロナウジーニョ・ガウショが個人技で見せ場を作ったが、決定的な場面は皆無だった。
ブラジル各紙も一様に厳しい評価でスポーツ紙ランセは「輝きなしの勝ち点1」、エスタード紙は「眠気を誘う引き分け」との見出しを掲げた。
ブラジルは次節六月二日に、首位に立つアルゼンチンと対戦。最大のライバルを国内で迎え撃つだけに、
負けられない一戦となる。