コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″>
サッカー日本代表のジッコ監督が苦境に追い込まれている。
一点差の薄氷を踏む勝利が続いたことに、ファンのストレスは溜まる一方。新聞などが実施するインターネット調査でも「解任」を求める声が圧倒的多数となっている。
前任したフランス人監督と異なり、グラウンドでは選手の自主性を重んじるジッコだが、日本の代表選手は技術的、精神的に成熟していない。
「チームに約束事がなさすぎる」とある主力が嘆いたように、日本人は「規則」や「マニュアル」がないと行動を起こしにくい人種なのだ。
こうした束縛とは無縁の国に生まれ育ったジッコ。現役時代は自由奔放な発想を自らが蹴るボールに吹き込んだが、グラウンドに立つのはあくまでも選手自身。
本来糾弾されるべきは選手の気質なのだが。(記)
04/04/02